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2021/06/01 09:41


日本人なら誰でも、食事の前に「いただきます」と手を合わせる習慣を持っていると思います。
この「いただきます」はどんな意味があるか知っていますか?
一つは、食材を生産した人や料理してくれた人への感謝。
もう一つは、肉や魚、野菜といった動植物たちの命をいただいていることに対する感謝という、二つの意味があると言われています。

生きていくためにはエネルギーを摂取することが必要で、そのためには動物や植物の命を犠牲にしなければならない、これは自然界の摂理です。私たちは食べることで、「いのち」をもらって自らの生命をつないでいるんですね。
では、食べられなかったもの・・・残飯や、調理の過程で出る生ごみなどのいのちはどうなってしまうのでしょう?

多くの場合、生ごみは燃えるごみとして焼却処分されます。焼却のためには多くの化石燃料が必要です。
重量のほとんどが水分で燃えにくい生ゴミを、たくさんのエネルギーとお金をかけて燃やし、埋め立て処分する。
なんだかこれって、いろいろと無駄が多いような気がしませんか?

南三陸町での資源循環の取り組み

南三陸町では、2015年にバイオガス施設を設置し、町内の家庭や事業所から出る生ごみを町内で処分することにしました。
それも、ただ処分するのではありません。町内で分別された生ごみは、タンクの中でメタン菌により分解され、バイオガスと液体肥料が生成されます。バイオガスは発電に用いられ、液体肥料は町内の農地に散布され、新しいいのちを育みます。
液体肥料の散布は専門の業者さんが担ってくれるため、農家さんも大助かり。
また、化成肥料と違い液体肥料はもともと人が食べられるものから作られているため安心感があると言います。
この液体肥料を用いて栽培されたお米は「めぐりん米」と名付けられ、南三陸のブランド米として売り出されています。
まさに、いのちも経済もめぐる「めぐりん米」というわけです!

生うにとめぐりん米が味わえる生うに丼BOX!

生うに丼BOXでは、めぐりん米3合と生うにがセットに!南三陸の味をぜひお楽しみください!




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